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2018年 明けましておめでとうございます。

 

 

 

 

 

| papier-colle | 00:00 | - | - |
師走探訪

 

師走も押し迫った先週から今週にかけて個展やら何やらで先延ばしにしていた展示や観劇など数カ所を廻る。
先ずは忙しさのあまりしばらくご無沙汰していた数年来通っているカレーの店「Y」(教えたくない店のひとつ)SNSでも知られるようになったのか、最近は妙に外国からの客も増え待ち時間がさらに拡大。いつも待たされることに閉口しているが、ここだけは並んでも食べたい店のひとつである。なんとか年内に食欲が満たされ早めに福をいただいたようだ。

 

 

今年はリトグラフについて学ぶことが多かったが、改めて原点とも言うべき19世紀末の版画やポスターを紹介する[パリ・グラフィック] 展「三菱一号館美術館」に足を運んでみた。
ところが入館料が何と1,700円!(馬鹿げて高い!!)一瞬、躊躇したが気を取り直してさらっと鑑賞する。(笑)

リトグラフを中心に展示作品はそれなりに押さえてはいたが、解説のコメントに間違いが多く少々ガッカリする。それにしても日本の美術館の入場料は高すぎる、今だ文化的後進国「日本」の夜明けはまだまだ先のようだ。

 

 

次に向ったのが恩師 舞台美術家の朝倉摂先生の自邸でもあった「朝倉彫塑館」。
今年、開館50周年を迎えた今回の展示は、朝倉文夫先生の[猫100態] 展(ちなみにこちらの入館料は500円)日本を代表する大彫刻家の猫作品ばかりを集めたユニーク且つ新鮮な彫刻展だった。その類い稀な力量に改めて尊敬の念を抱く。
作品もさることながら、国の有形文化財あり名勝指定も受けている彫塑館そのものが何と言っても素晴らしい。今から80年以上も前(1935年)に建てられた自邸とアトリエは、門下生を育成した教育の場でもあった正に理想の館。昭和の初期に朝倉文夫先生が成し遂げた世界感はこの平成の時代にあっても尚も色褪せない。

 

そして一昨日は愚息が所属する吉田鋼太郎氏 率いる劇団「AUN」公演 [アテネのタイモン] を観劇する。
JR与野本町駅から徒歩10分程の所にある「彩の国さいたま芸術劇場」は、何だか取って着けたように佇むバブリーな建造物(建築学会賞を受賞している)で、埼玉の田舎町という立地には似つかわしくない妙に豪華な代物だった。
商業演劇まっしぐらの感がある劇団「AUN」、公演の内容については触れないがこの先何処へ向うのだろう。
来年の9月に行なわれる本公演で次は何を観せてくれるか今から期待大である。

 

 

皆様、良いお年をお迎え下さい。

 

 

 

 

 

| papier-colle | 12:26 | - | - |
40 x 40

 

自身のちょうど40回目となる個展が埼玉県入間市にあるd-lab galleryで明日まで開催されている。

今回の個展はリトグラフ版画で、現在製造販売しているミニプレス機「ゼネフェルダー」を使って全ての作品を制作した。制作期間は2ヶ月、ほぼ毎日版画漬けの生活だった。

実はリトグラフ版画での発表は40年ぶり、新しい仕法での刷りは試行錯誤の連続だったが、なんとか思うような表現ができた。

昔取った杵柄ということわざがあるが、この歳になっても感覚は意外や健在だった。たまたま40という数字が重なった今回の個展、何か節目を感じた。

 

 

 

 

| papier-colle | 23:12 | - | - |
みどり(緑) 翠

 

5月から始まる展示に備え連日作業に追われている今日この頃、仕事の合間をぬって気分転換に奥多摩橋まで散歩に出かけてみた。

一年を通して最も緑が美しいこの時期は、毎年展示と重なりゆっくりと行楽に出かける余裕などないが、家から僅か数分の場所なのに180°パノラマの絶景を眺めることができるここ奥多摩橋はちょっとした小旅行気分が味わえる贅沢な空間だ。

絢爛なソメイヨシノやヤマザクラの花も終わり、次ぎに来る緑の連なりは心に優しく響くハーモニーの様で初々しい初夏を感じさせてくれる。

 

新緑の葉が瑞々しいゴールデンウィーク期間中の5月3日から久しぶりにパピエ・コレがオープンします。

今回の展示は大阪からお招きした額司宮井譲さんの額作品六十点が会場狭しと並びます。3日から7日までは作家の宮井さんも来場いたしますので、どうぞこの機会に行楽がてらお立ち寄り下さい。皆さんのお越しを心からお待ちしています。

 

 

こちらもサクラです、パピエ・コレの庭に咲く今が満開の「ウワミズサクラ(上溝桜、Padus grayana)」

白い可憐な花と緑の葉の対比が美しい。

 

 

 

 

| papier-colle | 12:40 | - | - |
春近し

 

朝晩はまだ冷え込むことがある奥多摩だが、春分を向かえるこの頃になるとそこかしこに春の兆しが見てとれる。

昨年、このブログでも紹介した土木遺産でもある奥多摩橋がリニューアル工事を終え、装いも新たに優美な姿を現した。

この橋の最も特徴的な魚腹トラス(トラス (Truss) は、三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式)も鮮やかな朱色で塗られ、より一層美しい橋へと姿を変えた。

 

パピエ・コレから徒歩2分程の河原にこの奥多摩橋を眺めることができるビューポイントがある。新緑の頃ともなれば彩度の高い朱色との対比がさぞや美しいことだろう。

今年最初のパピエ・コレの企画展は奥多摩が新緑に染まる5月、展示にお立ち寄りいただいた折には、是非こちらの河原から奥多摩橋の優美な姿も合わせてお楽しみいただきたい。

 

 

| papier-colle | 22:01 | - | - |
奥多摩橋リニューアル

 

師走に入り朝晩の冷え込みが一段と増し、冬の空気感が心地いい奥多摩。我が家から150m程のところに架かる「奥多摩橋」(水面から高さ33m、橋長176mの雄大なブレースドリブアーチ橋で、側径間は、都内では珍しい魚腹トラスとなっています。戦前の道路用鋼アーチ橋としては、最大スパン(108m)であり、アーチライズの大きい優美な橋梁であることから、平成21年11月に近代土木遺産の中から選定されました。土木NAVIより)は多摩川に架かる橋の中では最も大きく美しい姿が目を引く。

その奥多摩橋が久しぶりの塗装工事に入っている。来年の3月の完成を目指し現在は橋全体に幌が掛けられているが、その姿がまるでクリストの作品 「ポン・ヌフ」(フランス・セーヌ川 1985年)の様で何とも美しい。物事が出来上がる過程で見え隠れする思わぬ表情、工事中の建造物にはその目的とはどこか違った別の美しさがある。来年の春にはすっかり装いも新たにした橋が完成するが、それまでの間、この過程の変化も楽しみたい。

 

 

 

 

| papier-colle | 08:36 | - | - |
TOKYO ART BOOK FAIR 2016

 

雨降りの午後、何年かぶりで「トウキョウ・アートブック・フェア」に足を運んだ。生憎の雨にも関わらず会場に入るやいなや身動きできない程の人、人、人・・。いつから日本人(殆んどが若者だが)はこんなにもアートブックに興味を持つようになったのだろう。

 

それはさておき、会場にはレベルの高いブースが所狭しと出店されていてとても一日では見切れない盛況ぶりだった。数年前にはあまり出店されていなかった海外からの参加者もかなりいて、この展示がワールドワイドになったことを物語っていた。

あまりにも出展数が多いためやや食傷気味ではあったが、お目当ての知人のブースや興味をしぼり込んで観た作品には感心するものが多々あった。

2時間超、駆け足で鑑賞したアートブック・フェアはとても刺激的で、モノ創りを挑発してくる波動に満ちていた。短い時間だったが久しぶりに教え子に会うことができたり、ジェネレーションギャップを感じたりと、いつもとはひと味違う雨の日となった。

 

 

 

 

 

| papier-colle | 22:11 | - | - |
ダメージ

 

リオ・オリンピックが終わり祭りの後の寂しさか喪失感が漂う今日この頃、立秋を過ぎたころから奥多摩は秋の気配が立ちこめている。我が家のリビングからの眺めもどことなく秋めいてきて、なんとなく落ち着いた雰囲気になるから季節の不思議を感じる。

 

今年も間もなく9月、年内を目標にしていたやるべき仕事が遅れに遅れ、ラストスパートをかけようと思っていた矢先、ここ2年程患っていた右手がとうとう悲鳴を上げ数日前に仕方なく手術を行った。長年のさまざまなダメージが重なりかなり悪い状態だった。病名は “手根管狭窄” 手の使い過ぎからくる腱鞘炎の一種だが、放っておくと指が曲り物が掴めなく病気だ。

 

人生2回目の手術はなんとか無事成功したが、今は術後の後遺症で右手は思うように動かず利き手のためほとんど何も出来ない状態。今後はリハビリに努め一刻も早い回復を願うばかり、社会復帰が待ち遠しい。

 

 

 

 

| papier-colle | 11:16 | - | - |
°ピーク

ここのところあまりの多忙さにブログにもなかなか着手できず、気がつけば6月もアッという間に10日が経ってしまった。
4月から始まった展示も5月の末で一旦終了し、今年は都合で早めの夏休みに入った。6月から夏休みでもないが、初夏ということなら夏休みと言っても過言ではないだろう。

近況報告になるが5月の下旬のこと、仕事の合間をぬって近くにある漆工房「朱文筳」を知人数名と訪れた。
清流を見下ろす素晴らしい景観のもとで漆作品の展示と手引きロクロの実演(上の写真)などを見る。なかでも初めて目にする手引きロクロは構造がシンプルで電力も使わず刃先だけで木地を加工できるとても優れた道具だった、先人の知恵を感じる手仕事の魅力に失われた豊かな時間を感じずにはいられなかった。

さて、その後は昨年から取りかかっている軽井沢の友人のギャラリーの施工がこの6月からいよいよ本格化してきて忙しい。7月上旬のオープンに向けてほぼ毎週軽井沢通い、知り合いのスペシャリスト達の協力もえて現場(下の写真)は徐々に形が見えてきた。
 

モノ作りの楽しさはプロセスにあるが、モノが出来上がる過程ではそれなりのストレスもかかる。そんなストレスとうまく付き合いながら多忙さをやり繰りする。 毎日の酒が旨いうちは大丈夫。


 
| papier-colle | 16:25 | - | - |
脳内意識
 
「目には青葉 山ホトトギス 初鰹」

春の初々しい視覚と聴覚と味覚自然の贈り物にあふれたこの季節は眠っていた五感が目覚め脳内が忙しい。

一昨日、パピエ・コレに誕生した「紙ノ庵」は、紙という素朴な素材に特化したショップ空間。身近な紙という質感に改めて触れ合い紙の可能性を感じてもらえるような実験的な場なればと思っている。それは質感のないコンピュータ世界へのアンチテーゼでもある。
五感を研ぎ澄ますことで得られる情報を大切にしながら “見て 触れて 感じる” そんな当たり前のことを実感できる場を目指せたらと思う。


 
| papier-colle | 11:59 | - | - |

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